いつも活動者ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は名取市の『被災者支援連絡会』をご紹介します。
8月は休会でしたが、毎月1回のペースで被災者支援連絡会は開かれています。
名取市で活動する被災者支援団体が集まって、情報交換や交流、よりよい支援をするための学習などをおこないます。
9月の連絡会では19団体43名が参加し、「エコマップ作り」というワークショップをおこないました。
6つのテーブルに分かれ、<検討事例>を読みながらその被災者さんの問題を解決するための方法や利用できる社会資源、支援者の立ち位置などについて検討しました。
下に、事例を示しました。
皆さんならどうやって解決していきますか??
<検討事例>
47歳 男性 T氏 両親と3人暮らし アルコール依存症(未治療)
東日本大震災にて名取市にて被災し、市内の民賃仮設で生活している。現在無職。母親(75歳)は心臓が悪く、外出にも付き添いが必要。その母の介護を理由に息子のT氏は仕事を探さず、昼間からアルコールを飲んでいる。(トイレにも行けないくらい泥酔する) 父親(77歳)はその状況を改善しようと、T氏にアルコールをやめて仕事に就くよう言うものの親子喧嘩になり互いに酒量が増えている。
また、母親が喧嘩をとめられず、昼夜を問わず警察を呼んだり隣人に助けを求めることがある。近隣は心配になり役所へ相談することがあったが、父親は外からの支援を拒み、自分の家の問題は一家の大黒柱の自分が何とかすると言い、介入ができない。来春には、災害公営住宅への入居が決まっているが、現在入居している民賃の大家さんから、トラブルが多いのですぐにでも退去してもらいたいと役所へも申し出があった・・・。
意見や考え方は様々と思います。
話し合っているうちに互いの立場がはっきりしてくることもあります。
被災された方の自立心を損なわず、解決していくには時間がかかりそうです。
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