今月の支倉サロンは、初めて仙台別院の外で開催。場所は、仙台市のお茶室『六幽庵庭園』です。
・身近なもので楽しむ茶道体験(和室)
・お茶席(立礼)
・庭園散策
3グループに分かれてこの3つを巡ります。
きょうは、5月の新緑、光、風を感じながら、
季節の風情に、そしてお茶会の趣向に、心を遊ばせてみてくださいね。
お点前は、表千家流です。如月会の先生方・みなさま、このたびは快くお話をお引き受けいただきまして、本当にありがとうございました。
【和室での茶道体験】
お菓子の頂戴の仕方を習ったり、実際に茶筅でお茶を点ててみました。身近にあるものを代用すればお茶の楽しみがもっと広がることを先生からお聞かせいただきました。
掛物『拈華微笑』のそばには、大山蓮華のつぼみがそっと寄せられています。茶道とは仏の心を学ばせていただくことです。 (干菓子…『滴翠』)
【お茶席(立礼)】
先生からお茶を頂戴する作法について、掛物のお言葉についてお道具についてお話をいただきました。
掛物…『只楽』 花…アザミとノニウツギ
水指…舟形 茶器…『波』 茶杓…『若葉』 主菓子…『菖蒲(あやめ)』
『只楽』(ただ楽しむ)とは、茶の湯だけでなくどのようなことを楽しむにも、そのもとの心が一つになり心が満ち足りて「心より楽しむ」ということ。
お取り合わせのご銘からも、海の向こうから吹いてくる心地よい風を連想すると、
大悲の願船に乗じて光明の広海に浮かびぬれば、至徳の風静かに衆禍の波転ず。
親鸞聖人のお言葉が響きわたり、阿弥陀如来さまのこの上ない功徳の風を感じさせていただいているかのようです。
【庭園散策】
昨夜からの雨もお茶会が始まる頃にはあがりました。おかげで緑は一層鮮やかに。心配していた雨はどうやら恵みの雨だったようです。
とても清々しい空気。少し立ち止まって、深呼吸もいいですよね。
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