東日本大震災で被災した方々が暮らしている仮設住宅のうち、仙台市内に18か所あったプレハブ仮設住宅から先月28日、全入居者が退去されました。
プレハブ仮設住宅の解消は、県内の被災沿岸地では岩沼市に次いで2例目です。
東北教区ボランティアセンターでは、レギュラーのお茶会としては仙台市の仮設住宅へはお伺いすることはありませんでしたが、この5年半以上もの間、長野教区の信州そばイベントや、曹洞宗企画のお茶会や、冬には仮設住宅からの依頼に応じて雪かき作業など、仙台市の仮設住宅とは様々な形でご縁をいただきました。
現地再建、リフォーム、復興公営住宅への入居、マンションなどの購入、ほかにもわが子の教育費がかかってゆくなか市から土地を借りる形で家を建ことを決めたり、親族のもとに身を寄せることを決意したり、そのほかにも退去に至るまでには、複雑な気持ちや苦渋の選択もあったことと察します。
仙台市は、今年度3月末までに、すべてのプレハブ仮設住宅の解体を進めるとのことです。
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